舞い首

舞い首

まいくび

伊豆真鶴の海上に出現する3人の人間の首の妖怪。「絵本物語 桃山人夜話」にみえるもの。真夜中になると3個の首が口から火を吹きながら飛び回り、互いに言い争うという。竹原春泉斎の「桃山人夜話」によれば、鎌倉時代のこと、小元太、又重、悪五郎という三人の武士が真鶴ヶ先で口喧嘩から切り合いを初め、悪五郎が小元太の首を切ったが、残りの二人は相討ちで双方ともに首が落ちてしまった。以来、三人の首が海上に出現しては口喧嘩をするようになったのだという。

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  • This Page Last Updated: 2016-01-28