魔法様
まほうさま
日本の岡山県加賀郡吉備中央町に伝わる善心の化け狸。「きゅうもう狸(きゅうもうだぬき)」とも呼ばれる。昔、南蛮船でキリスト教の宣教師が大勢渡来した時、それに混じってやってきた狸だとされる。魔法様は日本中を放浪していたが最終的に岡山の廃坑となった銅山に棲みついた。人間に化けるのがうまく、人間の姿で村人の農作業を手伝ったりしていた。人間に害することはなかったが、狸狩りをしようとする人には容赦なくその人の家に火をつけたりした。その後村の守り神になることを告げて姿を消したので、村人はお宮を立てて魔法様を祀ることにした。この魔法宮(現在は火雷神社)は現在も残っている。
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