クイリヌス Quirinus 古代ローマの農耕神。ローマを創建し初代の王となったロムルスが、生きながら昇天してなった神と言われる。古く、ユピテルおよびマルスとともに三大主神格のグループを構成し、ユピテルが王権と宗教を司り、マルスが戦いを司るのに対し、もっぱら庶民と、その生業である農業を保護する機能を果たしたと思われる。 地域・カテゴリ 南ヨーロッパ イタリア・ローマ神話 文献 01