グランガチ

グランガチ

Grangach

オーストラリアの先住民族アボリジニの伝説に登場する川や海の精霊の一種。「グランガッチ(Grangatch)」とも呼ばれる。ワニのような姿で、体には魚の鱗があり、頑丈そうな前脚と未発達で小さな後脚を持っている。グンダンガーラ族の人々が祖先の霊として敬う神的な存在で、夜は静かに水の底に横たわっており、昼は岸に這い上がって日光浴をしたという。遠い昔、自分を捕まえにきたフクロネコの精霊と争ったことがあり、そのときに肉をちぎられたため、背中にギザギザの傷跡が残っている。またニューサウスウェールズの川にある多くの洞窟この闘争の時にグランガチが穴を掘って逃げた跡だとされている。

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  • This Page Last Updated: 2015-12-15