コボルト Kobold, Kobolt ドイツの家に住む小人の精霊の一種。「コーベル(Kobel)」、「コーベルト(Kobelt)」とも呼ばれる。妖精のブラウニーやホブゴブリンと同じように、家に者が眠っている間に馬の世話や皿洗いなど家の仕事を手伝ってくれる。その報酬として1杯のミルク程度のわずかなものしか求めないが、報酬を怠ると家を出て行ってしまう。積極的な性格の者は壁や天井を叩いて自分の存在をアピールし、家の者と声だけで会話を楽しむようになるし、役に立つ忠告を与えてくれるといわれる。 地域・カテゴリ 東・中央ヨーロッパ ドイツ伝承 文献 03 11