梟陽人

梟陽人きょうようじん

Xiāoyáng-rén

中国最古の地理書とされる「山海経」の海内南経の項に記されている奇妙な姿の人々。「北朐国」の西に位置する「梟陽国」という国に住む人々のことで、全身に黒い毛が生え、唇が長く(つまり唇の幅が広く)、踵が反対に反り返っていて誰かが笑うのを見ると笑うという。また続けて「左手に管を持つ」と書かれているが、これを 郝懿行は「異物志」を引いて、「これを捕らえるには竹管を持つ」の意味だとしている。「異物志」に紹介される「梟羊(きょうよう)」という口の大きな怪物は人を襲って食べるのだが、人を捕らえると額を覆うほどに唇をめくりあげて一しきり笑ったあとに食べるのだという。そこで竹筒に腕を通し、捕まえられたあと手を引き抜いて唇を額に打ち付ければ梟羊を捕らえられるという。郭璞は山海経の注で髴髴(→狒狒)ではないかと類推している。

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  • This Page Last Updated: 2021-05-10