犰狳きよ
Qiú-yú
中国の最古の地理書とされる「山海経」の東山経に記されている、凶兆とされる生物の一つ。余峨山という山に棲息する獣で、鳥の嘴、鴟(とび)の目、蛇の尾を持つ、全体としては兎のような姿の獣だという。人を見ると眠り、自分の名で(つまり「犰狳」と)鳴く。この獣が現われると飛蝗害(いわゆる蝗害。バッタ類の大量発生)が起こる。
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犰狳
「山海經(せんがいきょう)」(不明)より
ページ:v02p031
郭璞(伝)著
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
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