磐筒女命 いわつつのめのみこと 日本記紀神話に登場する石や岩を司る女神。「磐筒女神(いわつつのめのかみ)」とも。磐筒男神(→石筒之男神)と男女対であるが、「日本書紀」にのみ登場し「古事記」には登場しない。名前の「ツツ」を「ツチ」の転訛と見れば「岩の霊威を持つ女の神」、筒を「粒(ツブ)」の古語と見れば「岩を粒ほどに破壊する女神」、つまり雷を司る神とも考えられる。伊邪那岐命が火之迦具土神を斬り殺した時の血から生まれた神、あるいは石拆神と根拆神の間に生まれた子、またあるいは磐筒男神とともに経津主神の子神などとされる。 地域・カテゴリ 日本 記紀神話・神道 キーワード 岩石・鉱物・宝石 文献 22