以津真天 いつまで 日本における怪鳥の一種。飢饉や戦争などで、多くの屍が野ざらしにされ、埋葬されないままになっていると現われ、上空を飛び回りながら、いつまで放っておくのだと言わんばかりに「いつまで、いつまで」と鳴くという。野ざらしにされた死体の持ち主達の恨みが集まって出来た妖怪だとされる。「太平記」にある「広有射怪鳥事」の話を鳥山石燕が「今昔画図百鬼」で脚色し命名したものであり(太平記には"怪鳥"としかない)、「今昔画図百鬼」では蛇のような尾の生えた鳥として描かれている。 地域・カテゴリ 日本 妖怪・その他 キーワード 鳥類 文献 03 24