イシュタム
Ixtab
マヤにおける自殺の守護女神。首に縄を巻きつけてぶら下がった姿で、両目は閉じられ、顔面の腐敗した姿であらわされる。マヤでは、首吊り自殺をした者、戦死した者、出産時に死んだ女性、神官は楽園に直行できると考えられていた。イシュタムはこのような魂を宇宙樹ヤシュチェの木陰の楽園に連れて行く。彼等は現世の悩みを忘れて、あらゆる苦しみや欠乏から自由になり、憩いの時を過ごせるという。
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イシュタム(Ixtab)
「ドレスデン絵文書(Codex Dresdensis)」より
ザクセン州立兼ドレスデン工科大学図書館(Saxon State and University Library Dresden)蔵
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