意生金剛女

意生金剛女いしょうこんごうにょ

Iṣṭavajriṇī

仏教における菩薩の一尊で「四金剛女(しこんごうにょ)」の一で四金剛の意生金剛(→欲金剛菩薩)の女性形。サンスクリット名を「イシュタヴァジュリニー(Iṣṭavajriṇī)」といい、「欲金剛女(よくこんごうにょ)」、「金剛妙適悦(こんごうみょうちゃくえつ)」、「金剛見菩薩(こんごうけんぼさつ)」、「意生女(いしょうにょ)」などの名でも呼ばれる。金剛界曼荼羅の理趣会において東南(左下)に配される。外四供養菩薩金剛香菩薩に相当する。

種字は「व(va)」、印相は、欲金剛菩薩の執る金剛王印(弓を左手で構え右手で矢を引く形)を柔軟にしたもの、真言は「弱嚩日囉涅哩瑟致娑也計麼吒」。

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  • This Page Last Updated: 2021-09-10