イリン・アイ・トヨン
Yryn-ai-tojon
シベリアのヤクート族における至高神。名前は「白い創造主」を意味する。イリン・アイ・トヨンが原初の海を歩いていたとき、袋が浮かんでいるのを見つけた。袋は海の底の地面の悪霊だった。イリン・アイ・トヨンが悪霊に海底の土を持ってきてくれるように頼むと、悪霊は袋から飛び出して海底から土を一塊もってきた。イリン・アイ・トヨンはそれを祝福し海の上に置き、その上に座った。悪霊はイリン・アイ・トヨンを溺れさせようと地面を引き伸ばして薄くしたが、大地は引き伸ばすほどに大きく強固になった。こうして現在の大陸が生まれた。
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