飯盛大刀自 いいもりのおおとじ 「播磨国風土記」に見える女神。元々は讃岐国宇達郡の「飯神(いいのかみ)」の妻神であったが、播磨国揖保郡香山里(現在の兵庫県たつの市の一部)に海を渡ってきてこの地の山を占めたので、その山は飯盛山と呼ばれるようになったという。ここでいう飯神とは、香川県丸亀市飯野町の「飯神社(いいじんじゃ)」で主祭神として祀られる飯依比古だと考えられるので、飯盛大刀自は飯依比古の妃神ということになる。 地域・カテゴリ 日本 記紀神話・神道 文献 59 23