北極紫微大帝ほっきょくしびたいてい Běi-jí zǐ-wēi dà-di 中国道教において北極星を神格化した神。単に「北極大帝(ほっきょくたいてい)」とも呼ばれる。天の中央で自然摂理を制し運行する神であり、太陽や月を始めとする全ての星の神々の上位に位置するとされる。北極星を中心とした一帯の星域は「紫微宮」と呼ばれ、北極星の周りの星々は北極紫微大帝の臣下や正妃、後室だと考えられた。天を統べる神として元始天尊の化身と考えられる場合もある。また名前から玄天上帝(北極佑聖真君)や北斗星君と混同される場合もあるが、それぞれ違う役割を持った別々の神である。 地域・カテゴリ 東アジア 中国道教 キーワード 星・惑星 方位 文献 37