ボナコン

ボナコン

Bonnacon, Bonaconn

中世のヨーロッパにおける想像上の動物の一。「ボナチュス(Bonachus)」、「ボナスス(Bonasus)」とも呼ばれる。大プリニウスの「博物誌」に記述が見える。それによれば内側に彎曲した角と馬のたてがみを持つ牛のような動物である。しかし脅威なのはこの角ではなく、追いかけられたときなどに大量に排出される糞である。その排出量は際限なく8000平方メートルを埋め尽くすほどであり、しかも悪臭を放ち周囲のもの(植物や動物)を燃やすので手におえない。アジアの砂漠や低木地に棲んでいるとされた。

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  • This Page Last Updated: 2021-04-13