ボッビ・ボッビ
Bobbi-bobbi
「ボビ・ボビ(Bobi-bobi)」とも。北部オーストラリアに住むビンビンガ人は、自分たちの祖先は蛇であると考えており、その蛇の一人がボッビ・ボッビである(他にウランジなど)。ボッビ・ボッビは子孫達が食べられるようにと、大きなコウモリを沢山地上に送った。だが、コウモリたちはすぐに竈から逃げ出してしまったので、ボッビ・ボッビは自分の肋骨を一本抜き取って上に投げた。骨はブーメランとなってコウモリを落とし、お陰で人間達はコウモリを料理して食べられるようになった。だが人間達が調子に乗って骨のブーメランで天空に穴をあけてしまう。怒ったボッビ・ボッビ肋骨を持ち去ろうとした。この時二人の若者がこの神聖なブーメランを救おうとして、蛇の口に飲み込まれてしまったという。
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