ヒイントカビイット
hiintcabiit
北米西部に住むネイティブアメリカンの一部族、アラパホ族におけるホーンドサーペント(角のある蛇)。山地の川や湖に棲んでいるとされる角の生えた巨大な蛇で、「クロー・ウーマン(Crow-woman="カラスの女"の意)」、および「リヴァー・ウーマン(River-woman="川の女"の意)」と呼ばれる2人の妻がいるとされる。ある首長の兄弟であった「ライム・クレイジー(ホーイイーティイノホーキー(Ho'eeetiinohookee)とも)」はならず者であったため、川向こうの山に放逐されたが、鷲のアドバイスにより川の番人であったヒイントカビイットの角に鷲の羽を括り付けて背中によじ登り、(多少の傷は負ったが)川を無事に渡ることができた、という話が伝わっている。
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