ヘジュウル
Hedj-wer
「ヘジ=ウェル」とも。エジプトにおいて王族達の祖神と考えられた神。初期王朝時代(B.C.3100~B.C.2686)に信仰された。王の先祖達の化身であり、神々の代弁者とされたヘジュウルは、日の出や日の入の際に太陽を称えたり、星々を輝かせるために冥界の門を開けたりといった天体の運行を管理する役目を担っていた。このため月とも関連視され、トトと密接に結び付けられた。ヘジュウルは月の円盤が乗った舟の形をした胸飾りを付けた白いヒヒの姿で表される。
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