ベルフェゴール

ベルフェゴール

Belphegol, Beelphegor

キリスト教における悪魔、魔神の一。「ベルファゴル(Belfagor)」、「バアルフェゴル(Baalphegor)」、「ベエルフェゴル(Beelphegor)」、「ベル=フェゴル(Bel-Phegor)」などの名前でも呼ばれる。元はモアブ人の崇拝した「バアル=ペオル(Baal-Peor)」と呼ばれる神で、名前は「ペオル(フェゴル)山の主」或いは「穴(裂け目)の主」を意味する。旧約聖書「民数記」(25:3以降)によれば、バアル=ペオルを信仰するモアブの女性たちに誘惑されたイスラエルの民がバアル=ペオルを拝んだため、神(ヤーウェ)の怒りを買って数万人が病で死んだとされる(「ペオルの事件」と称される)。
のちのキリスト教や悪魔学においては悪魔と解釈され、好色を司るとされる。中世ヨーロッパの伝承によれば、ベルフェゴールは人間の世界に「真の意味での幸せな結婚」が存在するかどうかを確認するために地獄から地上に派遣され、世界中をまわったが、そんなものはこの世に存在しないと確認したという。このためベルフェゴールは女性が嫌いだという。また七つの大罪のうち「怠惰(Sloth)」を司るとされる。

地獄の辞典」では、発見と発明を司り、富をもたらす悪魔とされ、洋式便器に腰掛けた角の生えた全裸の男の姿で描かれるが、女性の姿でも現れることがあるという。かつては「プリンシパリティー(Principality)」(権天使)だったとされ、七つの大罪のうち「怠惰(Sloth)」を司るとされる。

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  • This Page Last Updated: 2026-02-01