パパカラノシワ
Papakalanosiwa
ネイティブアメリカンの一部族、クワキウトゥル族の秘密結社「ハマツァ(Hamatsa)」の起源に関わる人食いの怪物。伝承によれば、パパカラノシワは族長の妻を誘拐し不浄結婚を強制した。族長の3人の息子が母親を助けるためパパカラノシワの家まで行ったが、すでに母親はパパカラノシワとの間に子供をもうけており、また母親も怪物と化していた。怪物と化した母親は「ハップ!ハップ!(ハマツァ・ダンサーの伝統的な掛け声)」という叫び声とともに3人を追ってきたが、3人はほうほうのていで逃げおおせた。父親である族長はその間にパパカラノシワとその息子達と火の罠にかけ、焼き殺すことに成功した。これで母親も正気に戻った。パパカラノシワ達の焼かれた灰は、血を吸う事を宿命付けられた蚊になったとされる。
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