"馬身龍首神"

"馬身龍首神"ばしんりゅうしゅしん

Mǎ shēn lóng shǒu shén

中国最古の地理書とされる「山海経」の中山経の中次九経において言及される山神のこと。岷山(女几之山、岷山、崍山、崌山、高梁之山、蛇山、鬲山、隅陽之山、岐山、勾檷之山、風雨之山、玉山、熊山、騩山、葛山、賈超之山の十六山)の神で、全体としては頭部は龍、体は馬といった姿をしているという。この神を祀るには毛(獣のこと)として一羽の雄鶏を用い埋める。糈(神饌)には稌(いね)を用いよと記されている。また十六山のうち岷山、勾檷之山、風雨之山、騩山の四山は長(冢)であり、祀るには羞(ご馳走)として酒と少牢(羊と豚の供物)を用い、嬰(儀式の一種)には毛と一つの吉玉を用いる。さらに熊山は帝(冢の上の格)であり羞には酒と太牢(牛・羊・豚の供物)を用い、嬰には毛と一つの璧を用いる。
※"馬身龍首神"は固有名称を持たないための(サイト上の)便宜名です。

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  • This Page Last Updated: 2021-06-04