バビロンの大淫婦

バビロンの大淫婦

Mystery Babylon The Great The Mother of Prostitute and of The Abomination of The Earth

「地上の忌むべき者や売春婦達の母たる、大いなる、謎めいたバビロン」。「グレート・ハーロット(The Great Harlot="大淫婦"の意)」とも呼ばれる。キリスト教の新約聖書「ヨハネの黙示録」において、世の終わりの登場するという女性。キリスト教で「退廃と悪徳の象徴」とされたメソポタミアの都市バビロンが、人格化されたもの。人々を惑わす悪徳の象徴とされる美女であり、緋と紫の衣を着て、黄金と宝石と真珠で体を飾り、金の杯で善きキリスト教徒の血を飲んで酔う。バビロンの大淫婦の乗る緋色の獣は身体中が「神を汚す名前」で覆われ、七つの頭と十の角を持ち、常に水の上にいる。この「七つの頭」は悪徳を崇め神に背く七人の王、「十の角」は王を騙り人民を騙す十人の僭王、「水」は諸々の民と国と言語を象徴している(→黙示録の獣)。

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  • This Page Last Updated: 2018-09-17