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説明
日本記紀神話に登場する女神。古事記では「万幡豊秋津師比売命」、日本書紀では「{x23465}幡千千姫(たくはたちぢひめ)」の名で記載されている。天之忍穂耳命の妻であり、天孫邇邇藝命を生んだ。古事記では高御産巣日神の子とされている。「万(よろず)」や別名の「千千(ちぢ)」は「数多く」の意、「幡(はた)」は「機織(はたおり)」の機のことで、数多くの機を織る神、つまり神殿の側に設置される「機殿」で神事に関わる布帛を織る機織女(はたおりめ)を神格化した存在だと考えられる。
関連項目
参考文献
- 18日本の神様読み解き事典
- 著者:川口謙二
- 編集:川口謙二
- 発行者:芳賀啓
- 発行所:柏書房株式会社
- 20古事記 祝詞 日本古典文学大系1
- 発行者:岩波雄二郎
- 発行所:株式会社岩波書店
- 21古事記(上)-全三巻-
- 発行者:野間佐和子
- 発行所:株式会社講談社
- 22日本書紀(一)〔全5冊〕
- 発行者:山口昭男
- 発行所:株式会社岩波書店