スクリューミル

Skrymir

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説明

北欧神話に登場する巨人。名前は「広大」を意味する。ヨツン族の他の巨人と比べても並外れた大きさだったとされる。トールロキは旅の途中で館と間違えてスクリューミルの手袋の中(親指の部分)で眠ってしまったことがある。朝スクリューミルの立てるいびきの音で目が覚ましたトールはやっとこのことに気付いた。トールはスクリューミルのいびきを止めようと頭を思いっきりハンマーで叩いてみたが、スクリューミルはどんぐりか何かが落ちてきたのだろうと気にも止めなかったとされる。この途方もない大きさの巨人は、実はトール達を惑わすためにヨツンたちが粘土で作った魔法の巨人だった。

関連項目

参考文献

  • 09ヴィジュアル版
    世界の神話百科 ギリシア・ローマ/ケルト/北欧
    • 著者:アーサー・コットレル
    • 翻訳:松村一男/蔵持不三也/米原まり子
    • 発行者:成瀬雅人
    • 発行所:株式会社原書房

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