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説明
中国道教における運命の神。「天官大帝」、「地官大帝」、「水官大帝」の天・地・水を治める三人の高位の神の総称。「三官老爺(さんかんろうや)」、或いは単に「三官(さんかん)」とも呼ばれる。玉皇大帝の命を受け下界に降り、人々の善悪全ての行いを記録しており、人々はこれによって死後の行き先を決められるという。異説あるが順に1月15日、7月15日、10月15日が三官それぞれの誕生日とされており、人々はこの誕生日ごとに日頃の罪を懺悔し裁きを軽減してもらえるように祈る。この三つの誕生日は三元(それぞれ上元、中元、下元)と呼ばれる節日で、後代になってから三官大帝と結び付けられたものと思われる。また三官は周代幽王の臣下、唐宏・葛雍・実倉や、神帝堯・舜、禹などの特定の人物と結び付けられることもある。
関連項目
参考文献
- 37道教の神々
- 著者:窪徳忠
- 発行者:堤たち
- 発行所:平河出版社