蠪蛭(りょうしつ)

Lóng-zhí

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説明

中国最古の地理書とされる「山海経」記されている生物。東山経と中山経に登場するがそれぞれ姿などは違う。東山経に記される蠪蛭は鳧麗山という山に棲む狐のような姿の獣で、9つの頭、9つの尾と虎の爪を持ち、赤ん坊のような声で鳴くという。この獣は人を食べるとされる。中山経に記される蠪蛭は昆吾山という山に棲むのような獣で角が生えており喚くように鳴く。この獣を食べると目がかすまなくなるという。

画像一覧

蠪蛭

「山海經(せんがいきょう)」(不明)より
ページ:v02p031
郭璞(伝)著
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
Copyright : pubric domain

蠪蛭

「山海經(せんがいきょう)」(不明)より
ページ:v02p045
郭璞(伝)著
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
Copyright : pubric domain

キーワード

参考文献

  • 35山海経 中国古代の神話世界
    • 翻訳:高馬三良
    • 発行者:下中直人
    • 発行所:株式会社平凡社

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