藍婆(らんば)

Lambhā

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説明

仏教において普賢菩薩の眷属とされる十羅刹女の一人。サンスクリット名を「ラムバー(Lambhā)」といい、名前には「捕虜にすること」といった意味がある。このため「有結縛(うけつばく)」、「結縛(けつばく)」とも意味訳される。元々は人間を縛り引っ立て殺害する羅刹女であったが、帰依したのちは煩悩の賊を縛するという。本地は阿閦如来とされ、右手に剣を持ち甲冑を纏った姿で表される。また別伝では三惑を断ずる意味をもって三角菱を手にするという。

画像一覧

藍婆

国訳秘密儀軌編纂局 編
「新纂仏像図鑑 天之巻」より
国立国会図書館蔵
Copyright: public domain

藍婆(らんば)

「増補諸宗 佛像図彙(ぞうほしょしゅう ぶつぞうずい)」(1900)より
ページ:v03p012
土佐秀信著
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
Copyright : pubric domain

十羅刹(十羅刹女)の一尊(一)として

関連項目

キーワード

参考文献

  • 47密教辞典
    • 編集:佐和隆研
    • 発行者:西村七兵衛
    • 発行所:株式会社法藏館

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