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説明
アステカの神で、メソアメリカ数多く存在するプルケ(マゲイ酒)の神。「酩酊する神々」センツォントトチティンの象徴的な父親で、配偶神であるマヤウェルはセンツォントトチティンの象徴的な母親であり、センツォントトチティンの神々を養うための400の乳房を持つ。飲酒と酩酊の神であり、マゲイ(リュウゼツラン)の発酵した液体をプルケに変えたのがパテカトルとされている。プルケは神々を祀るために好んで大量に消費され、魔術的な力があると考えられていた。アステカの20ある暦日(センポワリ)の12番目であるマリナリ(草)を司り、薬と治癒の神でもあった。治癒の神として薬草やペヨーテ及びその他のキノコを含む麻薬性植物と関連している。
画像一覧
パテカトル(Patecatl)
1901
「テリェリアーノ・レメンシス絵文書(Codex Telleriano-Remensis)」より
ロストック大学図書館(Universitätsbibliothek Rostock)蔵
Copyright: public domain
パテカトル(Patecatl)
1898
「ボルギア絵文書(Codex Borgia)」より
ロストック大学図書館(Universitätsbibliothek Rostock)蔵
Copyright: public domain