オロファット

Olofat

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説明

ミクロネシアのカロリン諸島における邪神。「オリファト(Olifat)」、「オラファト(Olafat)」、「オロファド(Olofad)」、「ウォルファト(Wolphat)」、「ヤラファス(Yalafath)」とも呼ばれる。至高神ルクの長子で、生まれつき頭が良いものの、たちの悪い悪戯で周りを困らせた。オロファットを自由にさせておくと人間達が滅んでしまうと考えたルクは、オロファットを殺すことに決めた。しかし、オロファットは魚篭(びく)に入れて海中に沈めてもいつのまにか抜け出し、雷で殺そうとしてもヤシの実の汁で雷の炎を消してしまう。そこでルクはアヌラップにオロファットを殺してくれるように頼んだが、アヌラップの策もことごとく失敗する。サメンコアネルにも彼を殺す知恵が浮かばなかった。オロファットは見限られ、邪悪な者達の総領となった。カサゴやアカエイなどに毒を、鮫に危険な牙を持たせたのはオロファットだとされている。

関連項目

参考文献

  • 11シリーズファンタジー百科
    世界の妖精・妖怪辞典
    • 著者:キャロル=ローズ
    • 発行者:成瀬雅人
    • 発行所:株式会社原書房

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