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説明
西アフリカのアシャンティ人における天空神。万物を創造した蜘蛛の神とされその力を反映して様々な別称がある。元々は地上に住んでいたが、今は天空の上に住んでいるという。オニャンコポンは直接祈りをささげる対象ではなく特別な祭祀を持たないいわば閑職神だが、神の下位に位置する「アボソム(Abosom)」が人間の代わりオニャンコポンに祈りや願いを伝達すると考えられている。川と海ははオニャンコポンからの人間への贈り物であるとされる。
関連項目
キーワード
参考文献
- 48世界神話辞典 (原題:A Dictionary of World Mythology)
- 著者:アーサー・コッテル(Arthur Cotterell)
- 翻訳:左近司祥子、宮元啓一、瀬戸井厚子、伊藤克己、山口拓夢、左近司彩子
- 発行者:富澤凡子
- 発行所:柏書房株式会社