奥津日子神

おきつひこのかみ

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説明

「古事記」に言及される竈を司る神。奥津日子神は古事記での表記で、「先代旧事本紀」では「奥津彦神(おきつひこのかみ)」の記される。また「奥津彦命(おきつひこのみこと)」、「奥津日子大神(おきつひこのおおかみ)」などの名でも呼ばれる。大年神天知迦流美豆比売の間に生まれた子神の一柱であり、神名は竈が家の奥にあることに由来すると考えられる。古事記には奥津比売命とともに「この神々は諸人に竈の神として拝される」と書かれている。「竃神社(かまどじんじゃ)」、「荒神社(こうじんじゃ)」、「三柱神社(みはしらじんじゃ)」といった、窯や竈の神を祀る神社において奥津比売命および火産巣日神(ほむすびのかみ)=火之迦具土神とともに竈神三柱として祀られる。

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参考文献

  • 18日本の神様読み解き事典
    • 著者:川口謙二
    • 編集:川口謙二
    • 発行者:芳賀啓
    • 発行所:柏書房株式会社
  • 58大日本神名辞書
    • 編集:明治神社誌料編纂所
    • 発行者:伊藤岩治郎
    • 発行所:明治神社誌料編纂所
  • 59神道大辞典
    • 監修:下中弥三郎
    • 発行者:下中弥三郎
    • 発行所:平凡社

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