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説明
「古事記」において羽山戸神と大宜都比売との間に生まれた八柱の御子神のうち第五子とされる神。「夏之売神/夏之女神(なつのめのかみ)」とも呼ばれる。ほかの兄弟神と同じく農耕に関連する神で、名前の通り夏季の強い日射を象徴していると考えられる。岡山県岡山市東区乙子にある「乙子神社(おとごじんじゃ)」に若御毛沼命(わかみけぬのみこと=神倭伊波礼毘古命)、猨田毘古神、秋毘売神とともに、松尾大社の境内社である「四大神社(しのおおかみのやしろ)」に春若年神(はるわかとしのかみ=若年神)、秋毘売神、冬年神(ふゆとしのかみ=久久年神)とともに祀られる。また奈良県奈良市法蓮町にある式内社「狭岡神社(さおかじんじゃ)」は羽山戸神の御子神八柱を合わせて祀っている。
参考文献
- 18日本の神様読み解き事典
- 著者:川口謙二
- 編集:川口謙二
- 発行者:芳賀啓
- 発行所:柏書房株式会社
- 20古事記 祝詞 日本古典文学大系1
- 発行者:岩波雄二郎
- 発行所:株式会社岩波書店
- 21古事記(上)-全三巻-
- 発行者:野間佐和子
- 発行所:株式会社講談社
- 59神道大辞典
- 監修:下中弥三郎
- 発行者:下中弥三郎
- 発行所:平凡社