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説明
日本記紀神話に登場する海の神。「中津綿津見神」は古事記での表記で、日本書紀では「中津少童命(なかつわたつみのみこと)」の名で記されている。底津綿津見神、上津綿津見神とともに「綿津見三神」と称される。伊邪那岐命が黄泉国から逃げ帰り、禊祓(みそぎばらい)を行ったとき、海底で見をすすいだとき底津綿津見神が、中ほどですすいだとき中津綿津見神が、水面ですすいでとき上津綿津見神が生じたという。この綿津見三神は「宇都志日金拆命(うつしひがなさくのみこと)」という子神を産み、この神の子孫が安曇氏となったという。
関連項目
キーワード
参考文献
- 15Books Esoterica エソテリカ事典シリーズ日本の神々の事典 神道祭祀と八百万の神々
- 編集:増田秀光
- 発行者:中村雅夫
- 発行所:株式会社学習研究社
- 18日本の神様読み解き事典
- 著者:川口謙二
- 編集:川口謙二
- 発行者:芳賀啓
- 発行所:柏書房株式会社
- 21古事記(上)-全三巻-
- 発行者:野間佐和子
- 発行所:株式会社講談社
- 22日本書紀(一)〔全5冊〕
- 発行者:山口昭男
- 発行所:株式会社岩波書店