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説明
ヨルダン川東岸に住んでいたアンモン人の信仰していた神。「モレク(Molech)」とも呼ばれる。モロクは生贄を要求する神であり、多くのイスラエルの民がモロクのために子供を炎の中に投じて生贄にしたと考えられている(モロクという名称は神の名前ではなく、生贄の儀式を刺す名前であるという説もある)。生贄の子供たちはエルサレムの近くのトペテという場所のヒノムの谷で焼かれた。ここは生贄を行うために作られた場所だった。モロクとはカルタゴの神バール・ハモンのことではないかとする研究もある。
関連項目
参考文献
- 03幻想動物辞典 DICTIONARY OF THE MONSTER
- 著者:草野巧
- 編集:株式会社新紀元社編集部
- 発行者:高松謙二
- 発行所:株式会社新紀元社
- 07ヴィジュアル版世界の神話百科『東洋編』 エジプトからインド、中国まで
- 監修:近藤二郎、中村忠男、前田龍彦
- 著者:レイチェル・ストーム
- 翻訳:山本史郎、山本泰子
- 発行者:成瀬雅人
- 発行所:株式会社原書房