御前神

みまえのかみ

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説明

日本の神で、伊勢皇大神宮内宮の摂社である久具都比賣神社(くぐつひめじんじゃ)や、棒原神社(すぎはらじんじゃ)、園相神社(そないじんじゃ)、鴨神社(かもじんじゃ)などに祀られる神。これらの神社の主祭神を祀る本社の御前社に祀られていた神のことで、社が廃絶したのちに再興され、主祭神と御前神を合祀するようになった社の場合、固有名称を付けない場合が多く、逆に今でも本社と御前社が分かれている場合には固有名称を付けて呼ぶことが多い(「朝熊御前神(あさくまみまえのかみ)」、「佐美長御前神(さみながみまえのかみ)」)。これはおそらく文献記述で略されたものが慣例化してしまったためと思われる。また御前社であっても祭神が御前神と呼ばれない場合もある(田上大水御前神社(たのえおおみずみまえじんじゃ)の「宮子(みやこ)」)。

関連項目

参考文献

  • 59神道大辞典
    • 監修:下中弥三郎
    • 発行者:下中弥三郎
    • 発行所:平凡社

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