クピド

Cupid

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説明

ローマにおける恋を司る翼を持つ少年の神。英語読みである「キューピッド」で知られる。名前はラテン語で「Cupere(あこがれる)+īdō(名詞語尾)」が語源でウェヌスの息子とされる。背中に背負った矢筒には「欲望の矢」が入っていて、これを使って神々や人間の心に恋の炎をつける悪戯好きな神とされる。また彼の矢持っている矢の中には反対に自分に恋してくれる者につれなくあたってしまう、という矢もあったという。

ある伝承では、母親のウェヌスが嫉妬するほど美しい女神プシュケ(Psyche=魂の意)と大恋愛の後結婚することになっているが、ギリシア神話ではクピドはエロスに置き換わっている。

参考文献

  • 01
    西洋神名辞典 DICTIONARY OF GODDESSES AND GODS
    • 監修:山北篤
    • 著者:稲葉義明、桂令夫、他
    • 発行者:高松謙二
    • 発行所:株式会社新紀元社
  • 09ヴィジュアル版
    世界の神話百科 ギリシア・ローマ/ケルト/北欧
    • 著者:アーサー・コットレル
    • 翻訳:松村一男/蔵持不三也/米原まり子
    • 発行者:成瀬雅人
    • 発行所:株式会社原書房

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