管狐

くだぎつね

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説明

新潟や中部地方にいるとされた、人間に憑く狐。単に「くだ」という時もある。イタチぐらいの大きさで白色か茶色をし、尾はリスのように太い。二つの目が縦に並んでいるとされることもある。「管(くだ)」とは竹筒のことで、竹筒の中に入れて飼ったり、持ち歩いたりできたという。味噌が好物なので憑かれた人は味噌ばかり食べたがり、病人の場合は食欲旺盛になるとされる。また、管狐の意思を喋るようになるという。家についた場合、上手く飼い慣らせば金持ちになるが、失敗して貧乏になる場合が多いという。飯綱と同じものともされる。

関連項目

キーワード

参考文献

  • 03
    幻想動物辞典 DICTIONARY OF THE MONSTER
    • 著者:草野巧
    • 編集:株式会社新紀元社編集部
    • 発行者:高松謙二
    • 発行所:株式会社新紀元社
  • 24妖怪事典
    • 著者:村上健司
    • 編集:山本敦
    • 発行者:山本進
    • 発行所:毎日新聞社

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