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説明
中国において伏羲と並び東方を司るとされる神。また春の神、木(気)の神だとされる。「山海経」の海外東経などに記される。それによれば、体は鳥、頭は人間といった姿をしており、両龍(二匹の龍)に跨るという。「呂氏春秋」中の高誘の注によれば、少昊の子「重」は句芒であるという。また「春秋左氏伝」によれば、少昊には「重」、「該」、「修」、「熙」という四人の叔(兄弟の三番目のこと)がおり、金・木・水に長けており、重は句芒(東、春、木の神)に、該は蓐收(西、秋、金の神)に、修と熙は玄冥(北、冬、水の神)になったのだという。「淮南子」の天文訓によれば東方の帝は太昊(=伏羲)であり句芒はそれを補佐する神だという。
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参考文献
- 02東洋神名辞典 DICTIONARY OF DETIES AND DEVINES
- 監修:山北篤
- 著者:桂令夫、草野巧、久保田悠羅、他
- 発行者:高松謙二
- 発行所:株式会社新紀元社
- 35山海経 中国古代の神話世界
- 翻訳:高馬三良
- 発行者:下中直人
- 発行所:株式会社平凡社