金山毘売神

かなやまびめのかみ

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説明

日本記紀神話に登場する鉱山を守護する女神。「日本書紀」には登場しない。伊邪那岐命伊邪那美命の御子神「三十五神」の一柱で、伊邪那美命が火之迦具土神を産んで苦しんだ際に吐(たぐり=嘔吐物)から金山毘古神と共に生まれた。金山を始めとした鉱山を司るとともに、鏡や刀、鋤といった金属製品の鍛造・鋳造に携わる者を守護するとされる。金山毘古神や金山毘売神のように製鉄を司る神として金屋子神という神がいるが、時に金屋子神は両親の子神と考えられることもある。

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参考文献

  • 18日本の神様読み解き事典
    • 著者:川口謙二
    • 編集:川口謙二
    • 発行者:芳賀啓
    • 発行所:柏書房株式会社
  • 22
    日本書紀(一)〔全5冊〕
    • 発行者:山口昭男
    • 発行所:株式会社岩波書店

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