気吹戸主神

いぶきどぬしのかみ

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説明

日本神道において、祓いを主宰する四柱「祓戸大神(はらえどのおおかみ)」の一柱であり、「延喜式」の大祓詞に言及される神。「伊吹戸主命(いぶきどぬしのみこと)」、「伊吹戸主大神(いぶきどぬしのおおかみ)」、「気吹主命(いぶきぬしのみこと)」、「気吹土主神(いぶきどぬしのかみ)」などの名でも呼ばれる。世の罪穢、凶事を「気吹」、つまり風によって霧散させ、これを除く神であるとされる。本居宣長はこの神と大直毘神を同神と説いている。滋賀県大津市の「佐久奈度神社(さくなどじんじゃ)」、東京都港区の「日比谷神社(ひびやじんじゃ)」、宮崎県西都市の「速川神社(はやかわじんじゃ)」などに祓戸大神の一柱として祀られる。

参考文献

  • 58大日本神名辞書
    • 編集:明治神社誌料編纂所
    • 発行者:伊藤岩治郎
    • 発行所:明治神社誌料編纂所
  • 59神道大辞典
    • 監修:下中弥三郎
    • 発行者:下中弥三郎
    • 発行所:平凡社

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