ハウマ

Haoma

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説明

「ハオマ」とも。ゾロアスター教における守護霊群ヤザタの一人であり薬草を象徴する。「ホーム(Hom)」とも呼ばれる。「アフラ・マズダの息子」と称されることもある。古代ペルシアの時代からのすべての薬草を統べるとされる神であり、信奉者に不死の命を分け与えるとされていた。インド神話の酒の神ソーマと比定され、ソーマと同じように神名と同じ名前の薬草があった。薬草ハウマは現在が存在する植物かどうかは分かっていないが、有力な候補としてエフェドラ(麻黄)が挙げられている。ハウマ草から作られる酒は人の霊的な知覚を覚まし、不死の命を与えると考えられていた。生贄を捧げる儀式にも用いられ、悪い霊を追い払うとされる。またゾロアスター教始祖であるゾロアスターもハウマを飲むことによって鍛えられたといわれる。

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参考文献

  • 07ヴィジュアル版
    世界の神話百科『東洋編』 エジプトからインド、中国まで
    • 監修:近藤二郎、中村忠男、前田龍彦
    • 著者:レイチェル・ストーム
    • 翻訳:山本史郎、山本泰子
    • 発行者:成瀬雅人
    • 発行所:株式会社原書房
  • 40Truth In Fantasy 74
    オリエントの神々
    • 著者:池上正太
    • 発行者:大貫尚雄
    • 発行所:株式会社新紀元社

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