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説明
インドネシアのマルク諸島、セラム島に住むウェマーレ族における豊穣神。バナナから生まれた男がココヤシの実を埋めると、成長した木から娘が生まれた。この娘がハイヌウェレである。娘は大便から陶器などの貴重品を生み出す力を持っていたため、男は大金持ちになった。だが、その秘密を知った男の友人によってハイヌウェレは生き埋めにされ殺された。父親が娘の死体を掘り出して切り刻み、あちこちに埋めると、それぞれから違う種類の芋が生えてきた。ハイヌウェレが死んだために人間は不死ではなくなったという。
関連項目
参考文献
- 02東洋神名辞典 DICTIONARY OF DETIES AND DEVINES
- 監修:山北篤
- 著者:桂令夫、草野巧、久保田悠羅、他
- 発行者:高松謙二
- 発行所:株式会社新紀元社