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説明
アメリカの太平洋岸北西部にすむネイティブアメリカンに伝わる雷鳴の精霊。名前はそのまま「雷鳴」を意味する。カプーニスとは兄弟で元々は人間だった。彼等は立派な呪医(メディシンマン)になるために火の精霊に力を借りた。その結果、エヌムクラウは投石に熟練し、カプーニスは稲妻を起こす力を得た。しかし、彼等の巨大な力を恐れた天空神は、エヌムクラウを雷鳴のみを起こす精霊として、またカプーニスを稲妻のみを起こす精霊として生まれ変わらせたという。
キーワード
参考文献
- 48世界神話辞典 (原題:A Dictionary of World Mythology)
- 著者:アーサー・コッテル(Arthur Cotterell)
- 翻訳:左近司祥子、宮元啓一、瀬戸井厚子、伊藤克己、山口拓夢、左近司彩子
- 発行者:富澤凡子
- 発行所:柏書房株式会社