ドラコ・エチオピカス

Draco Ethiopicus, Draco Æthiopicus

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説明

大プリニウス(A.D.23~79)の「博物誌」(77)などに言及される、エチオピアに棲むというドラコ。インドのドラゴンドラコ・インダス)よりも小さいものの、それでも20キュービット(約10m)程の大きさで、象を主食とするという。彼らの棲息するエチオピアの海岸は旱魃になると象がいなくなってしまうため、体をよじり絡ませあって自分たちの体で筏(いかだ)を作り、対岸のアラビアまで象を求めに行くとされる。

ウリッセ・アルドロバンディが「怪物史」に残した図版によれば、前足はあるものの後ろ足が無く、前足の付け根から飛ぶのに適すとは思えない大きさのコウモリ状の翼が生えた格好をしている。

画像一覧

ドラコ・エチオピカス(Draco Aethiopicus)

「蛇とドラゴンの博物誌(Serpentum, et draconum historiæ libri duo/The History of Serpents and Dragons)」(1640)より
ページ:p422
ウリッセ・アルドロヴァンディ(Ulisse Aldrovandi)著
スミソニアン協会図書館(Smithsonian Libraries)蔵
Copyright : pubric domain

キーワード

参考文献

  • 10シリーズファンタジー百科
    世界の怪物・神獣辞典
    • 著者:キャロル=ローズ
    • 発行者:成瀬雅人
    • 発行所:株式会社原書房

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