大輪明王(だいりんみょうおう)

Mahācakra

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説明

仏教における明王の一尊。サンスクリット名を「マハーチャクラ(Mahācakra="大きな輪"の意)」といい、また「大輪金剛(だいりんこんごう)」ないし「大輪金剛明王(だいりんこんごうみょうおう)」とも呼ばれる。八大明王の一人で一切諸魔を降伏する明王であり、胎蔵界曼荼羅の虚空蔵院に配される「曼荼羅菩薩(まんだらぼさつ)」、および金剛手院に配される「大輪金剛菩薩(だいりんこんごうぼさつ)」は同体とされる。像容は「大妙金剛経」によれば黄色の身色で大火を放ち、右手に八幅金剛輪、左手に独鈷杵を持つ。また「大輪金剛総持陀羅尼経」は喜悦する少年の面貌としている。

画像一覧

大輪明王

国訳秘密儀軌編纂局 編
「新纂仏像図鑑 天之巻」より
国立国会図書館蔵
Copyright: public domain

大輪明王

「諸尊図像鈔(写)(しょそんずぞうしょう)」(不明)より
ページ:v08p031
著者不明
国立国会図書館(National Diet Library)蔵
Copyright : pubric domain

関連項目

キーワード

参考文献

  • 43
    マンダラの基礎知識 密教宇宙の構造と儀礼
    • 著者:越智淳仁
    • 発行者:石原大道
    • 発行所:有限会社大法輪閣
  • 47密教辞典
    • 編集:佐和隆研
    • 発行者:西村七兵衛
    • 発行所:株式会社法藏館

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