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説明
中国神話における怪物の一種。「窫窳」とも書く。もとは天神だったが、天神である弐負(じふ)とその臣下の危(き)に殺され、怪物と化したとされる。地理書「山海経」の北山経によれば、少咸山という山にいる牛のような姿の獣で、赤い体で人面・馬足、赤ん坊のような声で鳴き人を食べるという。また海内南経では弱水という川にすむ龍の頭をもつ獣だとし、海内西経では蛇身人面だとする。他にも人面竜身だとか、狸に似た獣だとか、竜頭虎身で馬の尾を持つ巨大な怪物だとか、文献によってその姿には様々な説があるが、人を食うという点は共通している。怪物と化した猰窳は五帝の一人である堯の統治していた時代に猛威を振るったが、弓の名手であった弓の名手であった羿によって殺されたという。
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関連項目
キーワード
参考文献
- 03幻想動物辞典 DICTIONARY OF THE MONSTER
- 著者:草野巧
- 編集:株式会社新紀元社編集部
- 発行者:高松謙二
- 発行所:株式会社新紀元社
- 04悪魔辞典 DICTIONARY OF DEMONS AND DEVILS
- 監修:山北篤、佐藤俊之
- 著者:桂令夫、佐藤俊之、他
- 発行者:高松謙二
- 発行所:株式会社新紀元社
- 35山海経 中国古代の神話世界
- 翻訳:高馬三良
- 発行者:下中直人
- 発行所:株式会社平凡社