天之常立神

あめのとこたちのかみ

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説明

日本記紀神話において、高天原(たかまがはら)に最初に現れた特別な神の一群、「別天神」の5番目の神。「天之常立神」は古事記での表記で、日本書紀では「天常立尊(あめのとこたちのみこと)」と表記される。また「新撰姓氏録」では「天底立命(あめのそこたちのみこと)」と記される。国之常立神と対になる神で、天(高天原)が永遠不変に存在することを象徴する神格だと考えられる。もともと古くから信仰されていた国之常立神に対応する神として新たに創造された神であったと考えられている。
島根県出雲市にある式内社「出雲大社(いずもおおやしろ)」では天之常立神を含む別天神の五柱を客座として配祀する。

関連項目

参考文献

  • 15Books Esoterica エソテリカ事典シリーズ
    日本の神々の事典 神道祭祀と八百万の神々
    • 編集:増田秀光
    • 発行者:中村雅夫
    • 発行所:株式会社学習研究社
  • 18日本の神様読み解き事典
    • 著者:川口謙二
    • 編集:川口謙二
    • 発行者:芳賀啓
    • 発行所:柏書房株式会社
  • 21
    古事記(上)-全三巻-
    • 発行者:野間佐和子
    • 発行所:株式会社講談社
  • 22
    日本書紀(一)〔全5冊〕
    • 発行者:山口昭男
    • 発行所:株式会社岩波書店

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