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説明
日本神道の神。「天香語山命(あめのかごやまのみこと)」、「天賀吾山命(あめのかごやまのみこと)」、「天乃香久山神(あめのかぐやまのかみ)」、「天隠山命(あめのかぐやまのかみ)」などとも記される。また日本書紀の一書には「天香山(あめのかぐやま)」の名で見え、「天火明命(あめのほあかりのみこと)」の子として記される。「先代旧事本紀」においては「邇芸速日命(にぎはやひのみこと)」と「天道日女命」の子であり、天孫降臨の折り随従した三十二柱の神の一柱であるとされる。また同書においては別名を「手栗彦命(たくりひこのみこと)」ないし「高倉下命(たかくらじのみこと)」として高倉下命と同神として扱っている。
新潟県西蒲原郡の「彌彦神社(いやひこじんじゃ)」は天香山命を「伊夜日子大神(いやひこのおおかみ)」の名で祀るが、これは天香山命=高倉下命が神武東征後に弥彦の地を治めたという伝説によるものである。
関連項目
参考文献
- 59神道大辞典
- 監修:下中弥三郎
- 発行者:下中弥三郎
- 発行所:平凡社