ユルゲン

シベリアのアルタイ人における創造神。名前は「大いなる者」を意味する。大地を作り、三尾の魚にそれを支えさせた神(この魚が時々こらえきれなくなって寝返りを打つので地震が起こるとされる)。邪神エルリク(Erlik)によって人々が罪を侵すようになったとき、ユルゲン(Ulgen, Ulgan)は人々に真の神を敬うことを教えるため救済の神マイデレ(Maidere)を使わした。マイデレ(Maidere)はエルリク(Erlik)に殺されてしまうが、マイデレ(Maidere)の死んだ体から吹き出した矢によってエルリク(Erlik)の手下は全員焼き殺され、エルリク(Erlik)は冥界に追放される。 ユルゲン(Ulgen, Ulgan)は天に住み下界に積極的に関わらない神とされている。シャーマンがユルゲン(Ulgen, Ulgan)に話を聞いてもらうには供物などを捧げ儀式によって天に昇らなければならないが、ユルゲン(Ulgen, Ulgan)は直接姿を表すことはなく、ユルゲン(Ulgen, Ulgan)の使者が話を聞くという。光線で囲まれた姿で描かれることがある。

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