ユノ

ローマにおける女神で、ユピテル(Jupiter)、ミネルワ(Minerva)とともに三大守護神の一柱とみなされる。ギリシア神話のヘラに相当し、ユピテル(Jupiter)の妻でもある。出産の女神であるギリシアのエイレイテュイアのことを「ユノ(Juno)・ルキア」と別称するのは、ユノ(Juno)に出産や結婚と結びつきがあるからだと考えられる。ユピテル(Jupiter)が妻であるユノ(Juno)の助けを借りずにミネルワ(Minerva)を生んだのに怒り、ユノ(Juno)がフローラ(Flora)に相談するしたところ、奇跡の薬草を与えられた。この薬草に触れるとユノ(Juno)は妊娠して軍神マルス(Mars)を生んだという。このことからユノ(Juno)の大祭マトロナリアは、マルス(Mars)の月である3月の1日に行われる。またディアナ(Diana)と同じく月を関連視される。

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